プラスチックなのに焼き目もついてる市販の焼きプリン色々、いったいどうやって?どこのメーカーが一番先?

市販の焼きプリンを美味しく食べていて、ふと「カップはプラスチックなのにどうやって焼き目をつけるの?」と疑問に思ったことはありませんか?

スポンサードリンク


森永乳業の「森永の焼きプリン」、オハヨー乳業の「新鮮卵の焼きプリン」その他色々な焼きプリンがスーパーやコンビニで所狭しと並んでいます。

だいたいがプラスチックのカップに入っていますよね。プラスチックって熱を加えるとグニャッと変形したりします。そんなプラスチックに入った焼きプリンですが、立派にこんがり焼き目がつけてあるんです。

熱に弱そうなプラスティックカップに入っているのに、あの焼き目は一体どうやってつけているのでしょうか?

「焼きプリン写真フリー」の画像検索結果

プラスチックのカップに入った焼きプリンの焼き目

プラスチック容器にも関わらず、焼きプリンの焼き目はどうやってつけているのでしょうか?市販のプリンはどのような焼きプリンがあるんでしょう。

こちらの記事でもカロリーをご紹介しました市販のプラスチックカップに入った焼き目のある焼きプリン➡色々な美味しい焼きプリンのカロリー

有名なのに森永乳業の焼きプリンオハヨー乳業の焼きプリンがあります。

「焼きプリンプラスチック写真フリー」の画像検索結果 関連画像

この2つ、まるでライバルのように似てますよね!見かけも見間違うほど似てますが、グラム数もカロリーも同じです。

この2つの有名な焼きプリンについてはこちらの記事を読んでください。焼きプリンのお味や食べた時の食感や舌触りなどきっと違いが分かってもらえるはずです。森永の焼きプリンとオハヨーの焼きプリンどちらがお好き?

どんな焼きプリンの種類があるの?

・森永乳業の「森永の焼きプリン」

カラメルソースのほろ苦さがクリーミィなプリンにぴったりです。遠赤外線オーブンでじっくり焼き上げたシンプルな味わいを、ゆったりとリラックスしてお楽しみください。

・森永乳業の焼プリン 4個入り

遠赤外線のオーブンでじっくりと焼き上げたシンプルで飽きのこない味わいです。
ちょっと食べたいときにぴったりな焼プリンの4個パックです。

・オハヨー乳業の「新鮮卵の焼きプリン」と「新鮮卵のこんがり焼プリン 4個パック」と「オハヨーの究極焼きプリン」

新鮮卵の焼プリン

新鮮卵の焼きプリン↑

なめらかで素材の味を存分に堪能できる濃厚な味わいのカスタード焼プリンです。

新鮮な卵と牛乳をふんだんに使用しました。素材本来の風味を生かしたおいしさが特長です。

純生クリーム、蔵王産クリームチーズ、北海道産マスカルポーネを加えて、濃厚でコクのある味わいに仕上げました。

新鮮卵のこんがり焼プリン

新鮮卵のこんがり焼プリン 4個パック↑

直火でじっくり焼き上げ、こんがりとした焼き目もおいしいプリンです。

自社工場で割卵した新鮮な卵を使用しています。

北海道産クリームを使用し、食感になめらかさを持たせコクのある味わいに仕上げました。

ご家族みんなでお楽しみいただける、お買い得な4個パック

DSC_0001

オハヨーの究極焼きプリン↑

純生クリーム、蔵王産クリームチーズ、北海道産マスカルポーネを加えて、濃厚でコクのある味わいに仕上げてあります。

・セブンイレブン 「じっくり直火の焼プリン」・・・セブンにだってあります。

栄養成分1個70gあたり<br />

新鮮な卵と牛乳を使用し、オーブンで焼き上げた、卵の風味が豊かに感じられる、こだわりの焼プリンです。北海道産生クリーム、蔵王産クリームチーズを使用し、濃厚でコクのある味わいに仕上げました。4個入り

みんなちゃんとプラスチックのカップに入っていてこんがり焼き目が付いていますね。

いつぐらいから?

・森永乳業の「森永の焼きプリン」

森永乳業がつくるデザートの中でも、ダントツの人気を誇る「焼プリン」。1994年に誕生し20年以上経った今でも、多くのプリンファンを魅了するおいしさのヒミツをさぐるため製造工場に潜入。製造工程を徹底取材しました!

原材料名

液卵、砂糖、乳製品、生乳、植物油脂、カラメル、粉あめ、洋酒、乳たんぱく質、香料、糊料(ローカスト)、pH調整剤、

みんな大好き!森永の焼きプリン 森永乳業より抜粋

つまり「森永の焼きプリン」は1994年(平成4年)に誕生してます。

ではオハヨー乳業はどうでしょう。

・オハヨー乳業の「新鮮卵の焼きプリン」

発売日2011年03月01日 2016年03月01日にリニューアル

もっと昔から名前が違って焼きプリンはあるようですが、この名前になったのは2011年からのようです。

・新鮮卵のこんがり焼プリン 4個パック

リニューアル日2016年03月29日

・オハヨーの究極焼きプリン

2014年3月に発売 2015年9月にリニューアル

・セブンイレブン じっくり直火の焼プリン

2016年11月07日発売

焼きプリン、プラスチックのカップなのに焼き目を付ける技

手作りで焼きプリンをつくる場合は、ガラスや陶器などの耐熱容器に入れてオーブンで焼いて焼き目を付けます。

耐熱性プラスチックを使用しているので180℃くらいなら大丈夫ですが、プラスチックのカップを使うとオーブンで焼くほど高温で焼くことはできません。

液体に焼き目をつけるには、かなりの温度で長時間焼かなくてはいけないのです。

この問題を解決するために(つまり・・・プラスチックのカップの耐熱温度内で効率よくプリンの表面に綺麗な焼き目を付けるために)固まる前のプリンの上面に泡を乗せて160℃のオーブンで焼く方法を焼きプリンを作るメーカーは考え出しました。

泡ならば、液体上のプリンの表面に泡が浮いて、液体の中に沈まずちゃんとのってくれます。また固体ではないので流体として機械での充填が容易です。

液体部分には温度が伝わりにくいのですが、表面の泡の部分は、すぐに温度が上がって焼き目が付きます。

考えてみると当たり前のようですが、色々と考え抜かれた素晴らしい解決方法ですよね。

この技、つまりプラスチックカップの焼きプリンの液に泡をのせて焼き目をつける方法が特許として公開されることになるのです。

スポンサードリンク


プラスチックのカップと焼きプリンの焼き目と特許

上記にあげました市販の色々な焼きプリン、同じ焼きプリンでも、みんなそれぞれ個性があって美味しそうですよね。

このようなコンビニなどで売られているカッププリンでプリンの表面に焼き目をつける、その方法が難しいという事なのですが・・・。

これを可能にしたのが、先にも述べましたプラスチックカップ入りの焼きプリンについての、こんがり焼き目をつける「特許」です。

特許まで取得するんですねぇ!

森永乳業の焼きプリンと特許

patentjp.com さんより

発明の名称 焼プリンの製造法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平6-276977

特開とは特許出願公開の事

公開日 平成6年(1994)10月4日
出願番号 特願平5-93548
出願日 平成5年(1993)3月29日
代理人 【氏名又は名称】工藤 力
発明者 冨田 守 / 工藤 力 / 岩附 慧二 / 宮崎 裕介 / 川村 信夫 / 井出 総一郎
要約 目的
160℃以上の高い温度で衛生的に焼成し、表面に鮮やかな焦げ目を有し、かつ優れた風味と組織を有し、すぐれた品質の本格的な焼プリンを製造する方法を提供する。構成
合成樹脂製容器にプリン原料を充填し、容器に充填した該プリン原料の上面にゼラチンを含む微細な気泡を含有する泡状原料を充填し、各原料を充填した容器を水又は温湯に浸漬せずに少なくとも160℃の温度で加熱し、該泡状原料を焼成することを特徴とする焼プリンの製造法。
特許請求の範囲
【請求項1】 合成樹脂製容器にプリン原料を充填し、容器に充填した該プリン原料の上面にゼラチンを含む微細な気泡を含有する泡状原料を充填し、各原料を充填した容器を水又は温湯に浸漬せずに少なくとも160℃の温度で加熱し、該泡状原料を焼成することを特徴とする焼プリンの製造法。

オハヨー乳業の焼きプリンと特許

tokkyoj.com/ さんより

  • 【要約】
    【目的】 容器としてプラスチックカップを用いて焼成でき、しかも品質の優れた焼プリンの製造法を提供する。
    【構成】 プラスチックカップにプリンミックスを充填し、その表面に微細な泡状物を供給した後、140℃程度の温度で焼成して泡状物を均一に焦がすことにより焦げ目を付ける。この焦げ目は柔らかくてスプーンの通りが良く、かつ独特の焦げ臭による風味があって、非常に美味しい焼プリンを製造できる。
  • 【公開番号】特開平5−49429
    【公開日】平成5年(1993)3月2日
    【発明の名称】焼プリンの製造法
  • 【出願番号】特願平3−240278
    【出願日】平成3年(1991)8月28日
    【出願人】
    【識別番号】591033283
    【氏名又は名称】オハヨー乳業株式会社

上の表を見ると森永乳業よりも早く「焼プリンの製造法」として特許をとったのはオハヨー乳業みたいです。

森永乳業

出願日・・・平成5年(1993)3月29日

公開日・・・平成6年(1994)10月4日

オハヨー乳業

出願日・・・平成3年(1991)8月28日

公開日・・・平成5年(1993)3月2日

ところが、「焼プリンの製造法」が読んでみると微妙に違いがあるようです。

こちらに記載されていました。➡食品特許を読みあさろう 食品関連の特許をアレコレ読んで紹介します

これによるとオハヨー乳業が取得した特許には『牛乳、砂糖、卵黄を主原料とする』という記載が書かれてしまったのです。

『プラスチックカップにプリンミックスを充填し、その表面に牛乳、砂糖、卵黄を主原料とする微細な泡状物を供給した後、所定温度で焼成して前記泡状物を適度に焦がすことを特徴とする焼プリンの製造法。』

これによって、このオハヨー乳業の特許がほぼ無価値になりました。

つまり、プリンの表面に乗せる泡の主原料が『牛乳、砂糖、卵黄』と限定されて述べられていますが、この材料を含まない泡を考えて使用すればこのオハヨー乳業の特許を回避できるからです。

『牛乳、砂糖、卵黄』のいずれかを使わずに焦げ易い泡を造ることは、すごく簡単です。

結局、コンビニやスーパーの焼きプリンが陳列している棚を見ますとオハヨー乳業以外のメーカーの焼きプリンもしっかり並んでいます。それらは、オハヨー乳業の泡を乗せる方法を使っているようです。

特許を申請する際には、請求項の変更されたくない部分が守れるよう想定を重ねて準備をしていく、その重要性を改めて認識しますね。

食品特許を読みあさろう 食品関連の特許をアレコレ読んで紹介します↓引用

プラカップの耐熱温度内で効率よくプリンの表面に綺麗な焼き目を付けるために、発明者は固まる前のプリンの上面に泡を乗せて160℃のオーブンで焼く方法を見出しました。泡ならば、液体上のプリンの表面にちゃんと乗ってくれます。流体として扱えるので充填が容易です。液体部分の温度が伝わりにくいので泡部分だけすぐに温度が上がって焦げ目が付きます。シンプルな解決手段ですが、見事に考え抜かれた方法です。

ところが、他社からも同様の方法でプラカップ入り焼きプリンが発売されてしまします。なぜなら、成立した特許が”ザル”だからです。

もともと申請されていた時点での請求項*1は次の通りでした。

『プラスチックカップにプリンミックスを充填し、その表面に微細な泡状物を供給した後、所定温度で焼成して前記泡状物を適度に焦がすことを特徴とする焼プリンの製造法。』

ところが、成立した特許の請求項は、次の通りになってしまいました。

『プラスチックカップにプリンミックスを充填し、その表面に牛乳、砂糖、卵黄を主原料とする微細な泡状物を供給した後、所定温度で焼成して前記泡状物を適度に焦がすことを特徴とする焼プリンの製造法。』

ちょっとした違いですが、『牛乳、砂糖、卵黄を主原料とする』という記載によって、特許がほぼ無価値になりました。なぜこの特許が無価値かというと、プリンの表面に乗せる泡の主原料が『牛乳、砂糖、卵黄』と述べられているので、このうちいずれかを含まない泡を使用すれば特許を回避できるからです。『牛乳、砂糖、卵黄』のいずれかを使わずに焦げ易い泡を造ることは、すごく簡単です。

特許が審査される過程で請求項の記載内容が変わるのはフツーのことですが、素晴らしい発明の特許なのでもっと広い範囲の特許が認められて欲しいなーなどと思ってしまいます。

結局、コンビニの棚を見ればオハヨー乳業以外のメーカーの焼きプリンも並んでいます。それらは、オハヨー乳業の泡を乗せる方法を使っています。

特許を申請する際には、請求項の変更されたくない部分が守れるよう想定を重ねて準備をしていく、その重要性を改めて認識しました。

【特許番号】

特公平7-110212

【名称】

焼プリンの製造法

【特許権者】

オハヨー乳業株式会社

【課題】

プラスチックカップを用いて焼成でき、しかも品質の優れた焼プリンを製造できるようにした、焼プリンの製造法を提供する

【請求項】

プラスチックカップにプリンミックスを充填し、その表面に牛乳、砂糖、卵黄を主原料とする微細な泡状物を供給した後、所定温度で焼成して前記泡状物を適度に焦がすことを特徴とする焼プリンの製造法。

このように焼きプリンにおいて各メーカーは特許までとり、美味しい焼き目のついた焼きプリンを考えているんですね。それだけ人気のある商品なんですね。

まとめ

いかがでしたか?

プラスチックで出来た容器でこんがり焼き目のついた焼きプリンを作るには、色々な方法を各メーカーでは考えているようです。

森永乳業の考えたゼラチンを含む泡を使って焼き目をつける方法が先だとばかり思っていましたが、オハヨー乳業の方が早く特許を取っているようです。

ところが、取得する時の書き方で、少しでもそれと違った方法なら回避できるため、各メーカーも泡を乗せる方法を使ってプラスチックで焼きプリンを作るようになったようです。

オハヨー乳業にしてみたら残念と言えば残念ですが、同じ焼きプリンでも各メーカーの焼きプリンをいただいてみますと色々な味があります。

硬めが好きとか、柔らかめが好きとか、好みも個人差がありますので、これだけの種類の焼きプリンが出回るという事は、消費者側からはとっても嬉しいことだと思います。

今日の一言・・・一つの商品の焼きプリンでさえ色んな研究がなされて商品としてこの世の中に出ていると知ると、よく味わって食べないと、と思いますよね。

スポンサードリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です