健康的な食事への厚生労働省の取り組み「健康マーク」は?

ずいぶん昔のような気がしますが2014年10月7日に厚生労働省は健康的な食事を推進するため日本人の長寿を支えるための「健康な食事のありかた」に関する検討会報告書(案)をホームページに掲載しました。

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厚生労働省の基準を満たしたお弁当やお惣菜には「健康な食事を普及するためのマーク」をつけて販売し、「それを目安にすれば健康な食事が摂れますよ」という人々の健康的な食事を考えた画期的なものでした。

「健康な食事」を考えた厚生労働省のシンボルマーク「健康マーク」は一体どうなったのでしょう。

「官公庁のビル」の写真素材

「健康な食事」を考えた厚生労働省のシンボルマーク

このマーク、なんだか見たことあるような、ないような。そんな気がしませんか?↓

デザインの意味

マークのデザインは、円を三分割して3つの料理を表現しています。

料理Iの主食は、黄色、日本人の代表的な主食である米を稲穂で表しています。

料理IIの主菜は、赤色、魚のうろこを思い起こさせる絵柄と肉をイメージする赤色で、主菜のたんぱく源を表現しています。

料理IIIの副菜は、野菜の葉の絵柄と野菜をイメージする緑色で表現しています。

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厚生労働省の「健康な食事」シンボルマーク。主食が黄色で主菜が赤色を、副菜が緑色で区分けられて、それぞれお総菜が単品であっても各色が基準を満たせばつけることかでき、消費者が足りない色の料理を合わせて選ぶように促すことが目的です。

これだけ考えると良いアイデアですよね。

どうして見当たらないの?

2015年の9月に厚生労働省が健康的な食事に重点を置いた、日本人の長寿を支える「健康な食事」について検討内容と普及通知が発表されました。

このプログラムは厚生労働省が中心となって各専門家チームが2年間以上も検討に検討を重ねたものです。

そして平成26年10月に「報告書(案)」ができあがりました。

この日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会は、時間もお金もタップリかけて考えた末に公にし、パブリックコメントも収集したのですが「さあ、いよいよ正式に発表か」という段階で、なぜかストップがかかってしまったのです。

2015年平成27年4月

コンビニエンスストアの弁当やレストランのメニューに、健康的な食事として国の基準を満たせば「健康な食事」マークを付けられる制度の4月の導入を厚生労働省が先送りしました。

この制度の案は日本人の長寿を支える観点から、

・健康的な食事を主食、主菜、副菜でそれぞれ1食当たりの栄養基準を算定します。

・この基準を満たした弁当などにマークを付けるようにするというものです。

このようにすることで

・消費者が栄養バランスに優れた健康的な食事を選びやすくする

のが狙いでした。

厚労省は平成25年6月から11回の検討会を重ね、2015年平成27年4月から制度を開始する予定だったのです。

ところがうまくいくはずだったこの案が2015年平成27年1月から2月に実施した意見公募多くの反対意見が寄せられたのです。

事業者の反対?・・・お米の問題など

「お米と農家の種類写真フリー」の画像検索結果

その中でも批判が目立ったのは、主食に関する基準でした。

1食当たり300キロカロリー未満だという事。

さらに食物繊維摂取のため「玄米や麦など精製度が低い穀類を2割程度含む」とした点です。

この基準では白米のみの弁当にはマークが付けられないというのです。

もうこれは健康的な食事のあり方でもめているのではないという事が分かります。・・・幸せパンからするとです。

他にも・・・

外食チェーンなどが加盟する「日本フードサービス協会」の関連団体で「食の安全・安心財団」の中村啓一事務局長さんは「食物繊維を穀類だけで摂取しようとするのは無理がある。白米の弁当にマークが付けられないのは、白米に不健康なイメージを与え、問題だ」と言っています。

「日本べんとう振興協会」の関和夫事務局長さんも「白米がだめというのはおかしい。また、うどんやそばの弁当に精製度の低い穀類を入れるのは難しく、これらにもマークが付けられない」と言っていらっしゃいます。

気持ちは分かるのですが、マークを付けるための健康的な食事にする努力よりも、今ある食べ物にあれにもこれにもマークがつけれないと言って反対しているようなものです。

健康的な食事にしようと言う努力が見当たりません。さらに・・・

自民党の農林水産関係の会合でも「玄米が2割も占めると白米の生産に影響がでる」といった意見が出たようです。

日本経済を支える「食」なので、このマークで白米の消費量が下がると困るのはお米を作る国民ですから分からない気もしませんが。

そしてほかの食品でも・・・

食塩(塩分)を1食当たり3グラム未満とした基準にも不満の声が上がりました。

「日本惣菜協会」特別研究員の二瓶勉さんは・・・

関連画像

「この基準では梅干しや漬物が入れられなくなる。梅干しには健康にいい成分も含まれる。消費者に誤ったメッセージとなりかねない。」

と言っていらっしゃいます。

このほかにも、

「1食分650キロカロリー未満というエネルギー量は少な過ぎる。」

「基準を満たしているかどうかを誰がチェックするのか。」

などの声も上がりました。

つまり大反対の意見ばかりだったのです。

コンビニ側・・・ローソンさん

幹部が専門家として検討会委員を務めたコンビニ大手のローソンさんは、あらかじめこの健康的な食事の制度の導入に向けて「栄養バランス 焼きさば弁当」など既に10品を開発していました。

ローソンさんの広報部では「マークが先送りとなったのは残念だが、健康重視の方針は変わらない。今後もおいしくて栄養バランスのいい商品を開発していく」とのことです。よかったですね。

国民の声

コンビニの食べ物について悪く言うつもりはないのですが、こんな意見もあります。

コンビニの(輸入原料や食品添加物を使った原料で作られた)お弁当にはバッチリ健康的な食事を考えた「健康マーク」、でも、地元の野菜をふんだんに使った健康的な食事である街の小さなお惣菜屋さんの手作りお弁当にはついてない…そんなことになってしまいそう。

地方の牛乳や果物はこのマークの対象になっていなかったりする。

健康的な食事とは

・食品添加物や遺伝子組み換え食品をできるだけ日々の食卓から排除していくこと

・農薬や抗生物質、環境ホルモン等の化学物質や放射性物質が食品へ残留しないよう法令を整備し監視し続けていくこと、

・事故の相次ぐ不安な輸入食品への検査体制を拡充していくこと、

これら食品の安全性追求の理念と取組こそを「健康な食事」実現の前提とすべきで厚生労働省の「報告書(案)」には上記の事が全く記載されていなく健康的な食事としては不十分です。

なるほど国民の皆さんは厳しいですね!

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専門家の声

専門家によりますとこの健康的な食事への厚生労働省の取り組みには「年齢や性別、ライフスタイルによって、どんな物をどれだけ食べればいいのかは違ってきます。マークは見本としてはいいのですが、1つの基準で多くの人の健康に寄与するかどうかは疑問です。」と指摘して大賛成ではないようです。

現代で使う時は?

今ではこの健康マークは食べ物にはつけないようになりました。厚生労働省さんによりますと「健康な食事を摂りましょう。」などのキャンペーンをする時に製品にではなく、いわゆるイメージとしてそのお知らせなどに使う事が出来るという事です。

まとめ

いかがでしたか?一見とても健康的な食事としての良いアイデアのような厚生労働省の考えた「健康マーク」、色々な問題が出てきてお弁当などに貼るのが取りやめになりました。

お米の需要の問題、カロリーの問題、塩分の問題、大きな企業のお弁当にだけ貼られて、街の小さな地元の食材で出来た健康的な食事であるお弁当には貼れない、年齢の問題、輸入品の問題など数えきれないような反対にあったのですね。

今では商品に貼るのではなく、キャンペーンのイメージを健康的な食事にイメージを持っていくときなどに使うだけだそうです。

少し残念な気もします。そのマークがついていると一目で3大栄養素のどれがこの食べ物は満たされているのかわかるので便利なようにも思えるのですが、それだけではない色々な問題があるのですね。

今日の一言・・・厚生労働省の国民の健康的な食事を考えるアイデアは本当に良かったと思います。ところが実際にやるとなると、不都合も沢山出てくるんですね。

国民の為を考えたのに、それを貼ることによって困る国民も出てくる。また、本当に地元の食材で健康的な食事を作っているお総菜屋さんの食べ物には貼れないなど少し残念なことも出てくるのです。

自分の健康はやはり自分で守らないといけない、と言う原点に戻りますね。

幸せパンも健康的な食事のシンボルマークを貼ってあるお弁当は無いのか、直接下記に電話して聞いたのですが、今は「健康的な食事を摂りましょう」などのキャンペーンやお知らせのパンフレットなどに載せるだけだという事でした。↓

厚生労働省 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 電話:03-5253-1111(代表)→3でお客様の声

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